医療保険の月額平均保険料はいくら?
20代・30代・40代の相場を紹介

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民間の医療保険を検討する際は、保障内容とともに「月々の保険料がどのくらいかかるか」ということが気になるのではないでしょうか。医療保険の保険料は、年齢や性別、保障内容等によって異なりますが、保険を検討する際には相場を知っておくことが大切です。

ここでは、医療保険の保険料について年代別や男女別の相場を紹介するとともに、医療保険を選ぶ際のポイント等を解説します。

医療保険等疾病入院給付金が受取れる生命保険への加入率

民間の医療保険は、被保険者が病気やケガで入院したり、所定の手術や治療を受けたりした際に、給付金を受取ることができる保険です。医療保険に加入する主な目的は、公的医療保険制度ではまかないきれない、病気やケガによる経済的な負担をカバーすることです。では、実際にどのくらいの人が、医療保険に加入しているのでしょうか。

公益財団法人生命保険文化センターの「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査"」によると、医療保険等の疾病入院給付金が受取れる生命保険への加入率は、全国で65.7%です。公的医療保険制度だけでなく、自分で病気やケガに備えている人が多いことがわかります。

また、男女別に見ると、すべての世代において、男性より女性のほうが医療保険の加入率が高くなっています。女性の場合、妊娠や出産、女性特有の病気による医療費負担の可能性があることから、入院・手術のリスクをより意識しているともいえるでしょう。

※出典:公益財団法人 生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」P.272
https://www.jili.or.jp/files/research/chousa/pdf/r4/2022honshi_all.pdf

医療保険については、以下の記事をご覧ください。
医療保険とは?公的医療保険制度と民間の医療保険の違いと種類、仕組みを解説

医療保険の月額平均保険料

医療保険の保険料は、加入時の年齢やプラン等によって金額が変わってきます。一般的に、医療保険の保険料は、年齢が若いほど低くなります。これは、年齢が若いうちは、病気に対するリスクが低いと考えられるためです。一方、年齢とともに健康リスクが高くなっていくと、保険料も上がります。保険料の平均を参考にする際には、自分と近い年齢層の相場を確認することが大切です。

以下の表は、2023年1~12月にほけんの窓口グループで取り扱った、全医療保険契約の年代別および男女別の月額平均保険料をまとめた一例になります。入院や手術の保障、特約の付帯等、契約プランの内容にも影響を受けますが、表によると20代は一番保険料が安いことがわかります。年齢が上がるにつれて保険料も高くなっていき、特に40代で一段と保険料が上がる傾向が見て取れます。また、若い世代と高齢の世代の保険料を比較すると、例えば20代と70代以降の月額平均保険料では、女性は1.8倍以上、男性では2倍以上の差があることがわかります。

■年代・男女別の月額平均の医療保険料例

年代男性女性
20代4,336円4,712円
30代5,062円5,353円
40代6,963円6,661円
50代8,893円7,713円
60代9,251円8,093円
70代~9,676円8,726円

※2023年1~12月でのほけんの窓口グループの取り扱い実績に基づく
※初年度年換算保険料の月額ベースで平均を算出

医療保険を選ぶ時のポイント

医療保険を選ぶ時には、保険料以外にもいくつか確認しておきたい点があります。自分に合った医療保険を選ぶためには、以下のポイントを意識するとよいでしょう。

保険期間

医療保険は、保険期間の違いによって、一生涯保障が続く終身医療保険と、一定期間のみ保障が受けられる定期医療保険に分類できます。

終身医療保険は、保障が一生涯続く医療保険で、契約内容を途中で変更しない限り保険料は変わりません。20代や30代といった若い年代で加入すると、保険料は上がらずそのままの金額で老後も含めた保障を継続できます。ただし、毎回の保険料は、定期医療保険に比べて割高に設定されています。

一方、定期医療保険は保障期間が10年や15年、もしくは何歳までと期間が決まっている医療保険です。更新型の場合、一定期間の経過後も更新はできますが、更新時の年齢で保険料が再計算されて高くなっていきます。そのため、定期医療保険は一定期間のみ医療保障を手厚くしたい人に向いているといえるでしょう。

保険料と保険料払込期間

多くの場合、医療保険の保険料は、月払、半年払、年払等、払込方法を選べます。一般的には、払込回数が少なくなるほど割引が適用され、保険料の総額が割安になりますが、1回あたりの負担は大きくなります。家計とのバランスを考え、無理のない方法を選びましょう。

また、終身医療保険の場合、保険料の払込方法には、生涯にわたって保険料を払込む終身払と、「60歳まで」のように期間を限定して保険料を払込む有期払があります。終身払は有期払に比べて月々の保険料が低めに設定されていますが、保障を続ける限り保険料を払込むことになるので、長生きをすることにより総支払保険料が有期払より多くなることがあります。

一方で、有期払は払込期間中の保険料が終身払よりも割高になりますが、保険料の払込を終えると保険料を支払うことなく保障を継続することが可能です。老後に収入が減少したとしても、家計に負担をかけることなく保障を確保することができます。

払込む保険料が家計を圧迫することのないように、金額だけでなく、払込みの方法や期間についても検討しておくことが必要となります。

貯蓄型と掛け捨て型

医療保険は、貯蓄性の有無によって、貯蓄型と掛け捨て型に分けられます。貯蓄型の医療保険は、保障期間の途中で解約すると、解約返戻金を受取ることが可能です。また、貯蓄型の医療保険のなかには、一定の条件を満たすと祝金や還付金等としてお金を受取れるものもあります。

一方で、掛け捨て型の医療保険は、保険期間の途中で解約しても、解約返戻金はありません。しかし、毎回の保険料負担は、保障が同程度の貯蓄型よりも割安に設定されているため、保険料の負担を抑えつつ手厚い保障で備えることができます。

保障を受けながら資産形成ができる貯蓄型か、割安な保険料でリスクに備えられる掛け捨て型か、必要な保障と家計のバランスを考えながら、自分に合った医療保険を選びましょう。

貯蓄型と掛け捨て型については、以下の記事をご覧ください。
医療保険は掛け捨て型と貯蓄型どっちがいい?終身と定期の特徴も解説

加入時の年齢や健康状態

医療保険は一般的に、加入時の年齢が上がるほど保険料が高くなります。また、医療保険に加入する際には、保険会社に対して健康状態等を告知する必要があります。告知内容によっては、加入にあたって条件がつく場合や、保険料が割増になる場合があるため注意が必要です。年齢を重ねるほど健康リスクは高くなるため、若く健康なうちに医療保険に加入しておいたほうが安心でしょう。

保障内容

医療保険に加入する際に大切なのは、自分に合った保障内容を選ぶことです。医療保険には、入院給付金や手術給付金の基本的な保障(主契約)と、それに付帯できるさまざまな特約があり、必要に応じて保障を手厚くすることができます。

ただし、入院給付金を高くしたり、特約を付帯したりすると、保障は手厚くなりますが、その分保険料は高くなるため、自分にとって必要な保障と保険料のバランスが大切です。医療保険の基本的な保障内容は、以下のような内容になります。

・入院に対する保障

入院に対する保障として入院給付金があり、入院給付金日額×入院日数で計算される入院日額型、入院日数にかかわらず一定の給付金を受取れる一時金型、保険会社が定める限度額内で入院にかかった費用が保障される実損払型があります。入院日数の上限や、1日あたりの給付金額、入院一時金の金額等を、しっかり確認しておきましょう。

・手術に対する保障

手術に対する保障としては手術給付金があり、手術給付金は保険商品や契約内容によって受取れる金額が変わります。手術の内容にかかわらず一律の給付金額を受取れる商品がある他、手術が入院か日帰りかによって給付金額が変わる場合もあります。医療保険を選ぶ際には、手術給付金を受取れる条件や金額についても、よく確認しておきましょう。

また、主契約に付帯できる特約の、主な保障内容は以下のとおりです。

・がんに関する保障

がんになった場合の保障として、診断や入院、抗がん剤・ホルモン剤等の治療の際に給付金が受取れる特約が付けられます。がんと診断された場合に受取れる一時金、がんで入院した場合の入院給付金の上乗せ、がん治療の目的で通院をした際に受取れる給付金等があり、がんに対する保障をより手厚くできます。

・三大疾病に関する保障

三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)に関する特約を付けることで、三大疾病になった時の保障を手厚くすることができます。がんの診断を受けた時(上皮内がんや皮膚がんは商品による)や、三大疾病が原因で保険会社所定の状態になった場合に、給付金を受取ることができます。

三大疾病については、以下の記事をご覧ください。
三大疾病とは?病気のリスクや罹患時に備えられる保険等を解説

・女性疾病への保障

女性疾病特約を付けることで、女性特有の病気への保障をより手厚くすることができます。乳がんや子宮がん、子宮筋腫、出産時の帝王切開等で入院や手術をした場合に、給付金を受取ることが可能です。

・先進医療への保障

先進医療特約を付けると、所定の先進医療に該当する治療を受けた時の保障として、その実費等を受取ることができます。

先進医療特約については、以下の記事をご覧ください。
先進医療特約とは?対象の治療や必要性、条件について解説

・通院への保障

通院特約を付けていると、主契約で給付金の支払い対象となる入院をしていることを前提に、その退院後の治療に対する通院への保障として給付金が支払われます。商品によっては入院前の通院も対象としている場合があります。

医療保険の通院保障については、以下の記事をご覧ください。
医療保険の通院保障とは?必要性や保障内容、給付条件について解説

保障内容と保険料のバランスから保険を検討しよう

医療保険に加入する際には、保障内容と保険料のバランスを考えて検討することが大切です。保険料を抑えて必要な保障が不足してしまうと、いざという時に困ってしまいます。その一方で、保障を手厚くしようと無理のある保険料を設定しては、家計を圧迫してしまう恐れがあります。医療保険で備えるべき保障は、年齢や性別、家族構成、家計状況等、人それぞれに合った内容を選ぶことが必要です。

「自分に合った医療保険がわからない」「医療保険の種類がたくさんあって、自分だけで探すのが難しい」というような場合は、保険の専門家に相談するとよいでしょう。「ほけんの窓口」では、保険選びの質問や見積もり等が何度でも無料で相談できます。医療保険選びに迷った際には、ぜひお気軽にご相談ください。

監修者プロフィール

黒川 一美
日本FP協会 AFP認定者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

大学院修了後、IT企業や通信事業者のセールスエンジニア兼企画職として働く。出産を機に退職し、自分に合ったお金との向き合い方を見つけるため、FP資格を取得。現在は3人の子育てをしながら、多角的な視点からアドバイスができるFPを目指して活動中。FPサテライト株式会社所属FP。

黒川 一美
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