はじめて生命保険に加入する際の注意点-健康状態編-

新規加入者向け
難易度:
(初級)
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生命保険は健康状態によっては加入ができない場合があります。加入ができなかった方からすると「そんな些細なことで…」と思われる方も少なくはありません。この記事では、はじめて生命保険を検討する方に向けて健康状態を告知する際のポイントを説明していきます。

告知とは

生命保険の契約時には、現在の健康状態や過去の傷病等を保険会社に正確に報告することが求められます。この報告のことを「告知」といいます。
告知は保険会社所定の用紙(告知書)にある質問に対して「はい」・「いいえ」で回答することに加えて、傷病歴等がある場合は治療内容や検査結果を記入することもあります。
保険会社は告知を通じて重要な事項を確認して加入の可否を判断します。その内容に虚偽や秘匿があると、告知義務違反として万が一の際に保険金が支払われない場合があります。

告知に関する2つのポイント

ここからは「ほけんの窓口」のこれまでの経験から、告知に関する2つのポイントについて説明していきます。

1.健康診断の結果について

告知では健康診断の結果に関して、過去2年以内に異常がないか等の質問があります。ここでいう「異常」とは、保険会社によって定義が異なりますので注意が必要です。例えば、「要再検査」「要精密検査」「要治療」指摘を異常とする保険会社や、先に加えて「要注意」や「経過観察」指摘まで異常とする保険会社等があります。
異常とされる項目があった場合には、その検査結果の詳細を保険会社に報告する必要がありますので、申込をする前に過去2年以内の健康診断の結果を準備するとよいでしょう。

2.傷病歴について

告知では傷病歴に関して、過去5年以内に7日以上の継続治療がないか等の質問があります。
「7日以上の継続治療」とは、例えば一度に7日分以上の薬の処方を受けている場合や、予防のため定期的に薬の処方を受けている場合等のことです。このような状態は「7日以上の継続治療」とみなされるため告知が必要です。
過去5年以内に7日以上の継続治療がある場合は、告知書に治療内容や処方された薬の名前等を書かなければならない場合もありますので、お薬手帳等を事前に準備することをおすすめします。
一方、完治した風邪や花粉症等は7日以上の継続治療があったとしても、告知をする必要がないと定義している保険会社もありますので、気になる傷病歴があれば事前に保険会社、保険代理店に確認しましょう。
※告知は保険の種類や保障内容、保険金額等によって項目が異なります。

なお、健康診断で異常の指摘や傷病歴がある場合でも、告知の内容によって保険会社の審査が通る場合があります。

告知の理解を深めて自分に合った生命保険を見つけよう

生命保険の加入をする際には健康状態の告知があり、告知をする際には健康診断の結果や傷病歴に関する質問があるため事前に準備をすることが大切です。
「ほけんの窓口」では、保険の見積もりや商品比較だけでなく告知に関する質問や相談だけでもご利用いただけます。生命保険を検討する際はお近くの「ほけんの窓口」をぜひご利用ください。