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生命保険の必要性とは?
~不要といわれる理由、加入が必要な人の特徴~

    最終更新日:

    生命保険は将来のリスクに備える方法のひとつです。日本の生命保険の加入率は全体で79.8%(男性77.6%、女性81.5%)と高い数値となっています。リスクや対策の必要性については人それぞれで異なる上、支払ったお金が必ずしも返ってくるわけではないため「生命保険はいらない」と思う人もいるでしょう。

    しかし、将来のリスクはライフステージ等によって異なるため、生命保険も一生を通して「必要」「不要」といいきれません。その都度、必要に応じて加入したり、保障内容や商品を変えたり、解約を検討したりすることが重要です。本記事では生命保険の必要性や不要とされる理由、加入が必要な人の特徴について解説します。

    出典:公益財団法人生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」P197
    https://www.jili.or.jp/files/research/chousa/pdf/r4/2022honshi_all.pdfPDF別窓で開きます。

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    生命保険が必要とされる理由・不要とされる理由

    生命保険の要不要については、昔から議論されてきました。しかし、生命保険の必要性は人によって異なるため、他人の意見に流されるのではなく俯瞰的な視点に立って情報を取捨選択することが大切です。生命保険に対する「必要」と「不要」の代表的な意見を確認してみましょう。

    生命保険が必要とされる理由

    予期せぬ病気やケガ、死亡のリスクに備えられるため

    自身や家族のもしもの際に備えるのが、生命保険の大きな役割です。代表的な人生のリスクといえば、病気やケガ等による治療費や働けなくなった際の収入減による経済的負担です。さらに配偶者や家族がいる人にとっては、病気やケガで死亡した際の家族への負担が増える他、のこされた家族の生活費等も検討することになるでしょう。

    子どもの教育資金や老後資金の不安を軽減できるため

    生命保険に加入すれば万が一の保障に加えて、将来必要になる子どもの教育資金と自身や配偶者の老後資金を計画的に貯蓄することができます。「老後2000万円問題」や少子高齢社会による公的年金制度への負担、さらに自身にもしもの際に、子どもが経済的理由で希望通りの進路を選べなくなるリスク等、数年、数十年後の不安は誰しもが少なからず抱いているのではないでしょうか。その対策のひとつとして、生命保険の必要性は決して低くありません。

    先進医療が必要となった場合の備えができるため

    病気になった際、公的医療保険制度がありますが、先進医療を受けた場合は先進医療にかかる費用を負担することになります。先進医療は高額になることが多いので、病気になった際に「希望する手術を受けたい」、「世帯主として扶養家族を安心させられるレベルの生活資金を確保しておきたい」という方にとっては、公的医療保険制度だけでは不十分なケースも珍しくありません。そのような公的医療保険制度では賄いきれない不足分をカバーする代表的な仕組みのひとつが民間の生命保険なのです。

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    生命保険が不要とされる理由

    公的な社会保険制度があるため

    日本は手厚い公的な社会保険制度が設けられています。そのひとつとして「医療保険制度」では、医療費の自己負担額を抑えられるので「民間保険で備えるほど、リスクは高くない」と考える人もいます。事実、基本的に多くの病気やケガの自己負担額は治療費の総額の約3割以下です。さらにかかった医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で年齢や所得に応じて定められている上限額(自己負担限度額)を超えた場合に高額療養費制度を利用すると、その超えた金額の支給を受けることができます。

    また、家計を支えていた人が死亡した際も「遺族年金制度」があります。具体的には国民年金もしくは厚生年金保険の被保険者が死亡した際、被保険者によって生計を維持されていた遺族で、一定の条件に該当する場合は年金を受取ることができます。そのため、家族をのこして先立った場合の経済的リスクは民間保険に入らなくても一定レベルは保障されているのです。

    生命保険以外にも効率的な資産運用の方法があるため

    お金をめぐる将来の疑問や不安を解消する方法は、生命保険だけではありません。例えば、老後を見据えた資産運用であれば税制優遇制度を設けて、積極的に国が活用を推奨している「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」等も広く普及しています。もちろん、それぞれメリット・デメリットはあるものの、お金を受取りたい時期や対策したいリスクを考慮した上で、「他の資産運用方法のほうが魅力的」と判断する人にとっては生命保険を選ぶ必要性は少ないでしょう。

    生命保険の必要性が高い人と低い人

    生命保険は必要か不要かの二択で考えるのではなく、自身の環境とリスクに対する考え方に応じて、医療保険・がん保険・就業不能保険・終身保険・個人年金保険・学資保険・子ども保険等の必要性を判断することをおすすめします。

    生命保険の必要性が高い人

    自身の収入が家計の主な収入源となっている人

    自身の収入で家計を支えており、もしもの際に家族の生活に大きな支障を与える可能性が高い人にとっては、生命保険の必要性が高いと考えられます。さらに子どもの有無や年齢によっては、生活費に加えて将来必要になる教育資金の準備も欠かせません。子どもがまだ幼い場合や複数いる場合等、将来必要なお金が多くなるほど生命保険の必要性はより高まるでしょう。

    貯蓄が少なく将来に金銭的な不安を抱えている人

    貯蓄が少なく、老後資金の確保や医療費の自己負担額に対して不安を抱いている人にとっては、生命保険に入る必要性は高いといえるでしょう。医療保険については「掛け捨て型」や貯蓄機能を有した「貯蓄型」等さまざまなタイプがあります。

    さらに個人年金保険等の資産形成・資産運用が目的のひとつである保険商品も、貯蓄や投資と比べると長期的に資産を形成しやすいです。資金形成やリスク対策をして将来の不安を軽減することによって、よりいきいきと今の生活を送りやすくなるのも、生命保険に入る必要性が高い理由のひとつです。

    自営業やフリーランスの人

    日本の年金制度の仕組みは建物の構造に例えられ、3階建てであるといわれることがあります。その公的年金のうち1階部分の「国民年金」にのみ加入する自営業者・フリーランス等の「第1号被保険者」は、2階部分の「厚生年金保険」にも加入する会社員等の「第2号被保険者」と比べると、公的年金の受取り額は少なくなることが多いです。そのため、自営業者やフリーランスの人にとって、老後に向けた資産形成の重要性は、会社員よりも高くなります。そこで3階部分である「私的年金」の必要性も高いといえるでしょう。

    私的年金には「企業が実施主体となる年金」と「個人で任意加入する年金」の2種類があります。生命保険は後者に含まれており、諸条件に応じて所得税や住民税の控除も受けられます。

    生命保険の必要性が低い人

    万が一の場合でも遺産を用意する必要がない人

    家族と生計を分けている独身の方等、自身が死亡しても家族の生活費を準備する必要性がない人にとっては、死亡保障のための生命保険の必要性は低いと考えられます。ただし、病気で入院したり、働けなくなったりした場合に自身の生活を支えるためのお金の備え等、生命保険がまったく不要になるわけではありません。また、生命保険の必要性はライフステージによっても変化していきます。

    基本的に独身の場合、他のライフステージと比べると生命保険の必要性が低い傾向がありますが、結婚や出産の希望がある人のなかには、早めに生命保険の加入を検討する人もいます。若いうちから生命保険に加入すれば、妊娠したり病気を患ったりしてからよりも加入しやすいのが一般的です。また年齢を重ねてから加入するより毎回の保険料支払額が割安になるので、家計の固定費に占める保険料負担が軽減できる傾向があるというメリットもあります。

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    十分な貯蓄があり将来の金銭的な不安がない人

    すでに十分な貯蓄(預貯金)があり、もしもの際や将来の金銭的な不安がない人にとっては、そもそも金銭的リスクがとても低いため、生命保険に入る必要性は低いと考えられます。今あるお金を増やす方法としても、保険以外の効率的に運用できる投資方法を採用する人もいます。

    生命保険の必要性に関してよくある質問

    生命保険に加入しないと後悔しますか?

    後悔するかどうかは一概にはいえません。ただし、誰であっても病気やケガ、死亡や介護といった人生におけるリスクをゼロにすることは不可能です。さらにその時に数百万、数千万円以上の金額が必要になった場合、保険なしで賄える人はそう多くはありません。将来のリスクに「どう向き合い」、「どれだけ備えるか」は人によって異なるため、ライフプランニングや将来設計を明らかにした上で判断することが、後悔する可能性の軽減につながります。

    あの日入った保険のおかげでしっかり治療に専念できた

    最低限入っておくべき生命保険はありますか?

    生命保険には、医療保険・がん保険・就業不能保険・終身保険・個人年金保険・学資保険・子ども保険等さまざまな種類の保険があります。それぞれ備えられるリスク等が異なる上、その必要性も各人によって差があるので、一概に「間違いない」保険を見つけるのは難しいですが、前述のとおり自身のライフプランに沿って、中長期の収支や資産状況を把握した上で、保険商品を選ぶことが大切です。客観的かつ専門的な視点が必要になるため、ファイナンシャルプランナー等の有資格者に相談することがおすすめです。

    各ライフステージの必要性に適した生命保険を選択しましょう

    生命保険の必要性は人それぞれの考え方で異なります。一方、ライフステージによって異なる「今と将来のリスク」に備えるためには、生命保険はとても重要な商品であることは間違いありません。ファイナンシャルプランナー等の専門家の意見も参考にしながら、転職・独立・結婚・出産・定年等のライフステージの変化に合わせて、自身にあった生命保険を選ぶのが重要なポイントになります。「ほけんの窓口」では、保険選びのご相談(新規加入・見直し)とお見積りが、何度でも無料でご利用いただけます。納得の保険が見つかるようサポートしますので、お気軽にお問い合わせください。

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